心安らげる「住まい」について

日本の住まいの特徴について

心安らげる「住まい」について 日本の住まいは、これまでほとんどが木造の平屋か2階建てで、いわゆる在来工法で作られてきました。畳のある和室が中心に造られてきました。生活スタイルもすっかり洋風になりましたので、住宅も大きく変化してきました。そのため、フローリングの、和室を造らない場合も多くなっていて、鉄筋コンクリート造や鉄骨造のものが増えてきています。また、輸入住宅も増えましたし、窓なども気密性も高まって、暖房や冷房の効率がよくなりますが、その分湿気がこもるようになってしまいました。そのため、24時間換気扇をつけて対応したりしています。

日本は四季があって、気候的には過ごしやすいと言われますが、夏の蒸し暑さは格別なものがあります。もともと木造住宅は、適度な湿度を保つことができますので、日本に適した住宅であったと言えます。自分の家も和室は1階に6畳間1室を作りました。そして、2階の自分の6畳間の部屋を4畳間の畳の間と2畳間のフローリングのハイブリッド方式にしました。これにより、畳で布団を敷いて眠りたいという快適さと、フローリングに机を置いて仕事をしたり、勉強したりすることを共存させることができました。やはり日本人ですので、畳の生活は欠かせないと思います。